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浦安市 母子保健課

2021年8月5日

こんにちは
宮坂奈緒事務所 高辺です。
今回は浦安市 母子保健課の手島さんに
お話を聞けたので、ご報告いたします。

 

先ずは
母子保健課の主な業務について
1 母子保健に関すること。
2 子育て世代包括支援センターに関すること。
3 不妊治療及び不育症支援に関すること。
4 母子保健に係る歯科保健に関すること。
5 母子保健に係る栄養指導に関すること。
6 その他母子保健に係る保健予防及び保健指導に関すること。
7 子どもの予防接種に関すること。
8 少子化対策を推進するための事業(他課の所管に属するものを除く。)の計画及び実施に関すること。
9 その他子育て支援(他課の所管に属するものを除く。)に関すること。
※浦安市公式サイト引用

 

業務内容からすると、妊娠前の不妊・妊活相談から子どもが保育園・幼稚園などに
所属するまでの親子を切れ目のなくサポートを行っている課です。
そんな母子保健課で質問しました。

 

Q業務の中で浦安市の特徴はありますか?
浦安市の特徴として、転入者と核家族が多いです。
令和3年4月現在で人口169.963人 世帯数82.526世帯 平均世帯人員2.1人
9割が核家族という状況です。
転入者、核家族世帯の子育てリスクとして
一般的には、家族や友人等からのサポートを十分に受けることが
できないなどと言われています。
そのことからも、親子を人間関係で孤立させない取り組みを行っているところです。

 

Qコロナで変わったこと
コロナ禍においては、子育て支援センターなどの施設が停止していました。
それにより親子が、他の親子と交流が困難な状況でしたので
感染防止対策を講じ、個別の対応を行うなど、
特に親子のメンタル面と育児の相談を細やかにサポートしていました。

 

Qどんな人にサービスを利用して欲しいですか?
浦安市の子育て支援は多岐にわたっているので、必要としている方に
できるだけ活用してほしいと思っています。
・産前産後サポート事業
養成講座を経たサポーターが、お家に訪問してお母さんの気持ちに寄り添い
悩みを聞き、サポートしています。
・理由を問わない預かり(有料)
・産後ケア(日帰り型)
ホテルでの専門職によるパーソナルケアや育児相談等(産後120日未満の乳児)
オリエンタルホテル東京ベイ・ホテルエミオン東京ベイ
料金4.000円 ランチ込み
その他、様々な事業がありますが、産後ケアにホテルを利用するのは
ホテルが多くある浦安市ならではですよね。

 

Q利用者さんに伝えたいことはありますか?
お母さんには一人で頑張りきる強さよりも、周りに助けを求める強さを持ってほしいです。
出産された方の1~2割が産後うつを発症するといわれています。
お母さんと母子保健課のファーストコンタクトは殆どの方が妊娠の届け出時になると思います。
その時に、表面的な(大丈夫ですか?心配事はありませんか?)という質問では
お母さんが抱えているリスクを見逃してしまうことがあります。
そのため、みなさんに初対面でも踏み込んだ質問をすることもあります。
中には怪訝に思う方もいらっしゃるかもしれませんが、大切な内容でありますし
全てのお母さんとコンタクトを取れる大切な場であると考え、関係性を築けるよう
関りをもっていきたいと思います。
今後も支援が必要なお母さんとの接点を取りこぼすことがないように
していきたいと思っています。

 

Q少子化対策についてお聞かせください
浦安市は出生率が減少しています。
合計特殊出生率 浦安市1.02 千葉県1.28 国1.36(令和元年)
出生率が低下している原因はいくつか考えられます。
例えば、浦安市は千葉県内でも地価が高いことから、結婚を機に
広い住宅を求めて転出するかたもいらっしゃるのではないかと思います。
母子保健課としては、
・不妊治療の助成や不妊・妊活の相談
・出産子育てに掛かる費用への助成
(出産にかかる費用の助成として、妊婦健康診査14回を一部助成)
など、妊娠出産子育てへの支援を行っています。

 

~お話を聞いて~
浦安市で子育てをしている(された)方なら、一度は必ず訪れる母子保健課

お話を伺っていて、手島さんから何度もあった「切れ目のない支援」という
言葉が印象的でした。
妊娠、出産、乳児期の育児という一連の時間を
お母さんと、そしてその赤ちゃんに寄り添ってサポートしていくことが
大切なことだと説明してくれました。

埋立地である浦安市は、元町・中町・新町とそれぞれ特色のある地域があり
近年急激に人口が増え、人も地形も様々なことが変わり続けています。
女性の社会進出、晩婚化、晩産化と母子を取り巻く環境もめまぐるしく変化しています。
母子へのサポートも、その時代に合ったものへと
母子に寄り添うように変化し続けなければいけませんね。

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